アメブロをやめて気が楽になったこと

今日、友人と話していて改めて感じたことがありました。

そういえば、アメブロをやめてから「気が楽になったな~」ということです。

 

「アメブロ卒業後」に抱いていた「不安」の正体

以前も書いたのですが、なかなかアメブロをやめられなかった理由の一つに、「お客様が減ることへの不安」がありました。

でも実際は、2ヶ月経っても減ることはありませんでした。

ではなぜ「減るかもしれない」と不安だったのかというと、「読者の反応が見えなくなる」と思い込んでいたからです。

 

数字に踊らされるな

アメブロは、あらゆることが「数値化」されていました。

アクセス数や、「いいね!」の数、コメント数、総記事数、更新頻度、ジャンル別ランキングの順位、フォロワー数・・・といったものです。

こうした数値は、書いた記事に対しての反応の目安として励みにはなりますが、「数」にとらわれ過ぎるとマイナス要素にしかなりません。

よくレッスン中の雑談の中で

  • 「フォロワー(読者登録数)がなかなか増えません」
  • 「いいね!の数が少ないんです…」
  • 「アクセス数が伸びなくて…」
  • 「ランキングを上げるにはどうしたらいいですか?」

と、悩みを打ち明けてくださる方々が、一時期かなりの数いました。

一時期とは「あやしいアメブロ集客コンサルタント」がウヨウヨいた頃のことです。笑

 

数が多いとスゴいのか?

当時「アメブロ集客法」として説かれていたノウハウは、というと

  • 「片っ端から読者登録しろ!」だの
  • 「(読者登録時の)メッセージ送信は必須!」だの
  • 「いいね!(ペタ)をしまくれ!」だの・・・

・・・って、アメブロを長く運営している方々には、きっと「懐かしい」でしょう?笑
ハイ、私も倣ってやりました。^^;

そうやって自分のアメブロに、いろんな種類の「数」を集めることで、「人気ブロガー」っぽく「盛る」ことができたわけです。

でもたくさんの「数」を集めたところで「集客できています」と言えたかどうか?というと、どうでしょう・・・。

 

無駄に数だけ集めても

レッスンに来てくださる方の中でたま~に、とんでもない数の「いいね!」が毎記事ついていたり、コメントもたくさん書き込まれている方々がいました。

「すごいですね!」と驚いて言うと、たいてい「でも、ぜんぜん集客できていないんです」という反応が返ってきました。

「いいね!」が欲しくて他のブログに「いいね!」をしたり(=いいね!返し)、読者数を増やしたくて読者登録をしまくったり(=読者登録返し)・・・

「いいね!返し」「読者登録返し」に膨大な時間を費やし、肝心なコトをやっていない。
「肝心なコト」とは「読まれる記事」を書くことです。

時間と労力をかけた結果が「中身の無い数集め」だということに気づけないのは、とても痛いです。

そうやって無理やり集めた「いいね!」をしてくれた人や「読者登録」してくれた人たちは、果たして自分のブログのファンなのか?というと、大半はそうではないはずです。

「読者が増えた!」と喜んで一覧をよく見ると、同業者だったり、明らかに宣伝目的だったり・・・、なんてことは経験がある方もきっと多いでしょう。

 

数を追うあまり、やってしまいがちなブログのNG

自分の事業がまだそれほど周知されていないときに、毎日ブログを書くことは、とても有効です。

アメブロでは、更新したかどうかがわかるカレンダーをサイドバーに表示することができるので、日付にマルが増えるのを励みに、せっせと毎日ブログを書くのもいいでしょう。

でも・・・
ここでも「数」を追うあまり、「中身カラッぽな記事」を量産するのはNGです。(たまにはイイですが…)

 

無駄記事の量産は「時間の無駄」

「毎日更新することだけ」、あるいは、「1日に何記事も書いて記事数を増やすことだけ」を目的にブログを書いたところで、その記事は一体「読む価値」はあるのでしょうか?

半年後、1年後、3年後、5年後も・・・、その記事を読み返したいと読者は思えるでしょうか?

例えブログの更新頻度がマメじゃなかったとしても、「良質な記事を書け」と言われるのはそういうことです。

  • 読者にとって有益な情報・知りたい情報を発信できているか?
  • 読者が読みたいと思うブログを書いているか?

この場合の「読者」というのは、集客の観点から言えば「自分の未来の顧客になりうる人」であったり、「既に自分の(あるいは自分の事業の)ファンになってくれている人」のことです。

「誰に向けてブログを書いているのか?」を見失ってはいけません。

数だけ追って「不特定多数の読者」に向けて記事を書いているうちは、集客なんて出来やしないのです。

 

アメブロをやめて気が楽になった

私自身は、あまり「数」を気にしなかったつもりでいたのですが、実際のところは、完全に気にしていないわけではありませんでした。笑

毎日アメブロの管理画面を開けばイヤでも前日と今日のアクセス数が目に入ってきたので一応チェックはしていましたし、アメブロを卒業する最後の最後まで「なるべくブログは毎日更新しなきゃ」とも思っていました。

けれども、ホームページ(ワードプレス)のブログに引越しした今は、アメブロの時のように「数」を気にすることがなくなりました。

気にしなくなると、正直、精神衛生上とても健康的になったなぁ~と感じます。笑

 

これからのブログとの向き合い方

今の私の「ブログとの向き合い方」は、こうです。

書きたい話題が浮かんだ時に、ブログを書く。
自分のお客さまに読んで欲しい記事を、時間をかけて丁寧に書く。

それらの記事は、公開した時だけ読者の目に触れるような一時的なものではなく、あとから読んでも「読んでよかった」「面白かった」「なるほどなと思った」という内容になるようにしていきたい、と思って書いています。(そのようになっていれば良いのですが…^^;)

アメブロ卒業から、ようやく2ヶ月が経ちました。
望んだような結果になったか?というと、まだまだではありますが、「なりつつある」とは感じます。

 

ブログを書く目的を忘れないで!

何度も書いているように、アメブロが悪いわけではありません。
もちろん、ワードプレスをゴリ押ししているわけでもないです。笑

アメブロをやっている以上あらゆる場面で目に入る「数値」を気にしてしまう人は、「無駄に数だけ集めても集客が出来る保証は無い」という事実を受け入れたほうがラクになれます。

誰かの役に立ちたいと思って、あるいは、誰かを喜ばせたいと思って事業をしているのであれば、「そもそも、ブログを書く目的は何なのか?」という原点を忘れないでください。