仕事ゼロ・収入ゼロ、働けなくても助けてくれたもの。
本来であれば、こちらの投稿の続きを書かなければいけないのですが・・・
今日はちょっと別のお話を。
実は、遠からず、関連性のあることなのです。
先日、こちらのブログ投稿を読んだとき、
「そうだ・・・。
私は今、この大事なことを考えたかったんだ」
と気づかされました。
そして、
「私は、私のお客さまに、どうなってほしいかな」
と、改めて考えてみました。
目次
働く女性のモチベーション
最初に思い浮かんだのが、お子さんたちの笑顔でした。
そして、笑顔のご主人、ご両親の笑顔。
あぁ、そうか・・・、家族が笑顔でいられることって幸せなんだな。
そう思いました。
それは、私自身も同じです。
なんでもないことだけど、それが一番の幸せだなと、最近つくづく思います。
そして、
朝を迎えると「よし!がんばろう」と思える。
仕事を楽しもうと、活力が湧いてくる。
忙しいけれど、充実した毎日。
お客さまからの「ありがとう」が嬉しい。
お役に立てて、心から嬉しい。
お客さまの笑顔を見て、私も思わず笑顔になる・・・
そんなシーンがたくさんありました。
女性は、仕事ばかりしていられない
当教室のお客さまは、働く女性がほとんどです。
会社に属さず、自分のスキルを活かして、仕事を興した女性たち。
私も同じく、そんな一人です。
お客さまのご活躍に、ありがとうの笑顔に、
私自身が働くモチベーションをいただいてきました。
でも・・・
見てきたのは笑顔ばかりではありません。
「先生、今の仕事を辞めることになったので・・・」
そんなご報告を受けたことも少なからずありました。
そのきっかけは、お子さんのためだったり、ご主人の転勤、ご両親の介護・・・
あるいは、お客さま自身の体調不良からやむを得ず・・・ということも。
女性は時に、子どもの親として、妻として、主婦として、娘として、さまざまな役回りを持っています。
また、加齢とともにホルモンバランスが崩れて体調が変化しやすく、女性特有の病気にかかるリスクも高まります。
仕事をしたくてもできないときがくる・・・
昨年の私が、まさにそうでした。
経験しなければわからなかったこと
わずか1カ月半の間に、父そして母・・・と相次ぐ入院。
片道130キロの見舞いと見守りを繰り返す日々。
当時、受験生だった子どもに「留守をお願いね」と言わざるを得ない状況。
センター試験から始まった入試は、両親の入退院と重なるようにスケジュールされていて・・・
人生の大きな節目なのに、一緒に居てやれない申し訳なさ。
私が見舞いや見守りで不在が多くなると、主人には何度も仕事を調整してもらわなければいけませんでした。
そして同じころ、私自身の更年期の症状が一気に進みました。
いつまでも沈んだまま浮上しない気持ち、3カ月間毎日続く頭痛、重く不安定な月の物、抜けない疲労感、ホットフラッシュ、抑えきれないイライラと、罪悪感、無力感、、、
家に居ても、今までのように仕事に向かう気持ちがフルパワーではないのです。
加えて、仕事上の大切な相棒であるパソコンが壊れてしまい、データが・・・
バタバタと対応に追われました。
今思えば、私自身のその時の状態を、パソコンが体現していたのかもしれません。
親のこと、家族のこと、仕事場のこと。
同時に起こった事態に、すっかり気持ちが浮足立っていました。
こんな時こそ頑張らなきゃ!と思う気持ちが、空回りしていました。
その結果・・・
お客さまには多大なる迷惑をかけてしまいました。
複数のお叱りを受けました。
私の慢心から招いたミスでした。
でも、こちらの事情など、一切、言い訳にはなりません。
なのに、どこか甘えていたのだと思います。
お客さまの笑顔を励みに仕事をしてきたはずなのに、申し訳なくて、情けなくて・・・
「問題」自体の終わりが見えない中、ただ目の前のことをこなすのに精いっぱい。
どう立ち回ればいいのか、考える余裕すらありません。
そして、出した決断は・・・
「これ以上もう、仕事を受けるのを辞めよう」というものでした。
あぁ、そうか・・・
今の自分の置かれた状況が、
かつて何度か聞いた、
お客さまの言葉と重なりました。
「先生、今の仕事を辞めることになったので・・・」
頭では、お客さまの大変な状況をわかっていたつもりでも、実際に自分が同じ立場に立たなければ、本当の大変さはわからなかった・・・そう気づきました。
後悔、先に立たず
両親の一件がひとまず落ち着き「さぁ仕事を再開」という段になっても、実際はそうスムーズに事は進みませんでした。
約7か月間、仕事をしていませんでした。
当然、ブログもろくに書けていなかった。
その数、たったの27記事。
仕事はほぼゼロ、収入もゼロ、貯金を切り崩してしのいでいました。
働かなければいけません。
大学に入ったばかりの子どもがいます。
2年後にはまた下の子が、大学入試を控えています。
わかってる・・・、わかっているけれど、気持ちがついていかないのです。
更年期の症状は依然として、仕事に向かう気持ちにブレーキをかけ続けていました。
こんなとき、個人事業主は弱い。
「働けなくなっても仕事を得る仕組み」を構築してこなかったことを、大きく悔やみました。
わかっていたはずだったのに、どこか他人事だと思っていたのです。
まさかこんなに早く、突然、自分の身に起こるとは思っていませんでした。
でも、後悔ばかりしていても先には進まない。
むしろ、この経験を活かさなければ。
きっと私と同じようなことで後悔したお客さまがいたはずで、この先も出て来るかもしれない。
やむを得ず仕事を中断せざるを得なくなった時に、最小限の停滞で済むように。
仕事を再開した時にも、スムーズに仕事を動かせるように。
そんな準備を整えておくべきだと気づいてほしい。
そして準備の必要性を訴え、それを構築する手助けができるのは、ほかならぬ経験者の私だからこそなんだ。
思うように仕事が出来ない日々に芽生えたのは、そうした強い決意でした。
働けなくなっても仕事を得る仕組み
では、具体的にどうしたらいいのだろう。
「働けなくても仕事を得る仕組み」とは?
何気なく開いたホームページの管理画面に、その答えがありました。
ワードプレス(WordPress)で作った当教室のホームページ。
管理画面を開いてすぐ、アクセス解析が目に留まりました。
お休み中の7か月間で、ブログ更新はわずか27回。
ほとんど手入れをしてこなかったにも関わらず、アクセス数がゼロになることはありませんでした。
それどころか、「こんなにも?!」と逆に驚きでした。
アクセスを助けてくれていたのは、過去に書き溜めた大量のお役立ち記事でした。
そして「サービス提供再開しました」の投稿を挙げてすぐ、立て続けにホームページ作成のご依頼が入りました。
それは1人だけではなく、何人もの方からでした。
ワードプレスレッスンの申し込みも、同じタイミングで複数の方からありました。
別の仕事の問い合わせも来ました。
月極作業代行のご依頼もあり、更に新たなお客さまをご紹介してくださる方もいました。
それもこれも、お休み期間中に募集ページを見て、再開を待っていて下さったからでした。
そうです。
ずっと頑張ってきたブログと、
頻繁に手入れして
大事に育ててきたホームページに、
私は助けられたのです。
ホームページの持つ「無限の可能性」を実感した出来事でした。
個人事業主こそホームページを持つべき理由
これまで何度かブログにも書いてきましたが、個人事業主にとって、ホームページこそWEB上の重要な活動拠点です。
24時間365日、休みなく働く「優秀な営業マン」に育ちます。
Instagram(インスタグラム)、Facebook(フェイスブック)、Twitter(ツイッター)などのSNSは気軽に使えますが、集客ツールとしてそれだけでは不十分です。
その理由は、以前書いたこちらの投稿を参照してみてください。
仕事を長く続けたい人こそホームページを!
でも、ホームページはすぐには育たず、結果が出るまでには時間がかかります。
よく、当教室でホームページ作ったお客さまから、
「なかなか検索結果に挙がってこない」
「地名と業種で検索しても、屋号を入れても、探せない」
「ホームページから、全然申し込みが来ない」
といった問い合わせがあります。
その都度、理由と仕組みをお伝えするのですが、1カ月や2カ月では到底無理です。
目安としては、すごく頑張って半年、通常のペースで1年、怠けて3年・5年・・・といったところでしょうか。
「そんなに待てない」と、じれったくなって、すぐ反応が有るSNSや、アメブロのようなレンタルブログだけに頼ってしまう方も多いのですが・・・それでは「いざ」という時にモロさが露呈します。
上記にリンクした記事「集客ツールがSNSだけでは不十分な理由」でもわかるように、長期的に考えたら圧倒的にホームページが必要なのです。
そして、今回この投稿でお話しした私の実体験からも、それは証明されています。
女性は特に、生活に訪れる変化が大きい。
体調も、男性よりもホルモンバランスに大きく左右されます。
生涯ずっと自分のスキルを活かして働き続けるために、女性の個人事業主こそホームページは必要不可欠なのです。
女性は一生、自分らしく働ける
一時の思い付きや、趣味の延長ではなく
「ずっとこの仕事を続けていきたい」
一人で起業しようと思った女性たち、その誰もがそう思ってスタートを切ったはずです。
その時々の状況に応じて、多少のメニュー変更や方向転換は有ったとしても、これから長く続くであろう事業の先に、大きな希望を持っていたのではないでしょうか。
そこには、家族と身近な大切な人たちと過ごす笑顔の毎日があって、仕事に対する充実感と、誰かの幸せにお役に立てている、必要とされているという幸福感がある。
でも、お伝えしたように、現実は山あり谷ありです。
どうか、備えておいてください。
「まさか!私が?」といった事態は、誰しも経験する可能性があります。
一人起業は、独り起業ではありません!
同じ、女性起業の同志として、共に笑顔で仕事をしていきませんか?
私は頑張っている同志の皆さんを見ると「よし、私も!」と、とても励みになっています。
これからも、私にできることで役に立てたら・・・
同志の女性起業家さんたちのために、学んだこと経験したことを共有して、情報発信していきたいと思います。
ブログもホームページも、頑張ります。
ぜひ、楽しみにしていただけますように。。。