足して引いて集めて繋げる|育つホームページの作り方-09

ホームページ作りのヒントをお伝えするシリーズ。
これまでお伝えしてきたことはコチラ。

[aside type=”normal”]育つホームページの作り方 目次

  1. まずは設計図を作る

  2. 誰に向けて発信するのか考える

  3. 文章を用意する

  4. 画像素材は妥協するな!

  5. 長期運営を考えてサービス会社を選ぶ

  6. 多すぎるメニューは混乱の元

  7. 見やすいページはメリハリが決め手

  8. トップページは役割を考えて作る

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完成まであと少し!でも気を抜かず

「7. 見やすいページはメリハリが決め手」で、文章データと画像データを入れて、必要なページがだいたい揃いました。

そして「8. トップページは役割を考えて作る」では、ホームページの入り口となる大事なトップページを作り込みました。

ここまで来れば、なんとなくホームページの全体像が見えてきたのではないかと思います。

設計図を作ったり、データを用意したり、準備段階でしっかり時間をかけてきたので、実際に組み立て始めると、完成まであと少し!と嬉しくなりますね。

でも大事な仕上げが残っていますので、最後まで気を抜かずに!

 

足りないものは足す

ページの組み立てが一通り終わったら、各ページごとに、上から下まで文章を読み返してみましょう。

当然ですが、あなたの事業・サービスのことを一番知っているのは、あなた自身です。
でも、ホームページを見に来た人は、そうではありません。

  • 読み手が、何もかも知っている前提で説明が進んでいませんか?
  • 何も知らない人が読んでみて、難しそうな部分はありませんか?
  • なにより、読み手の興味を引く魅力的な内容になっていますか?
  • 文字ばかりが並んで威圧感のあるページになっていませんか?

足りない部分を足し、難しい部分を替えて、必要であればイラストや写真などの画像をプラスしてみてください。

 

たまには引き算

足すべきを足し、難解な部分を易しく言い換え、画像データをプラスしたら、今度は「引き算」です。

「せっかく足したのに引き算?」
と思うかもしれませんが、説明が長いことが良いとは限りません。

クドクド同じ事ばかりを繰り返し繰り返し1ページ内に書いていませんか?

大事なことは何度も書いて良いのです。
でも、伝え方が大事。

同じ語句を判で押したように、これでもか!これでもか!と繰り返すのではなく、表現を替えて(別の言葉で)伝える工夫をしてみてください。

人によっては、Aという表現でピンと来なくても、Bという表現でならス~ッと理解できる、ということもあるからです。

言い回しを丁寧にするあまり、おかしな敬語になっていませんか?

丁寧な言葉遣いは、敬いの気持ちを伝えたり、フォーマルな印象を与えてくれますが、丁寧さを意識するあまり、かえって回りくどい言い方になっていないかチェックしてみましょう。

また、あなたの事業によっては、過剰な丁寧さがお客さまとの距離を遠ざけてしまう場合もあるかもしれません。

客観的に見ても自分でよくわからない場合は、あなたの事業を受けたことが無い第三者に目を通してもらうのも手です。

画像データは適切に使えていますか?

足した画像を「適切な場所に適切な写真を効果的なサイズで配置」で書いた注意点に照らし合わせて、確認してみましょう。

そこに置く必要性が感じられない場合は、潔く削除することも必要です。

強調したいことが多すぎて、文字装飾が邪魔していませんか?

文字装飾は効果的に」でも触れましたが、ページ全体を上から下までサラッと目を通してみて、チカチカ・ガヤガヤ、文字装飾が邪魔していないか再びチェックしてみてください。

強調する部分が多すぎると、一番大事なことが埋もれて伝わらない場合もあります。

 

まとめられるページは1つに集約

ページ数が多すぎると、読み手の気力を奪ってしまう場合があります。

1ページのボリュームが極端に少ない場合、どこかのページに集約できるかどうかを考えてみてください。

そのページが独立して存在する意義があるのなら、そのままでもいいですが、細切れに1ページ1ページ分けておく必要がありますか?

あっちのページ、こっちのページ・・・と読み手を振り回すと、「何が知りたくてこのページを見ているんだっけ?」と混乱させたり、「元々見ていたページはどこだっけ?」「なんだか読む気が失せてきた…」となってしまうかもしれません。

ごくごく関連した内容であれば、1ページにまとまっていた方が、読み手にとっては親切です。

 

ページを繋げて回遊させる

それぞれのページが仕上がってきたら、あとはページ間をリンクして繋げていきましょう。

  • 「これを読んだら、読み手は次に何が知りたいだろう?」
  • 「この後、どういう行動をとりたいかな?」

などといった、読み手の心理や行動を想像して、思いつく限り、各ページ間をリンクして繋げていってください。

そして、リンク先のページから、リンク元のページに戻れる動線(リンク)も、必ず確保しておきましょう。

どのページも必ず、どこかのページに繋がっていることが大事です。
つまり、回遊させるのです。

行き止まりのページを作ってはいけません。

これをやっておくかどうかで、反響・反応が大きく違ってきます
必ずやっておいてください!

 

まとめ

空っぽだったページを文章や画像で埋めて、ホッとして「完成した~!」と安心してしまう人がほとんどなのですが、ホームページ作りに於いて今回の内容は、とても重要な仕上げの作業です。

これをやっておくかどうかで、その後の展開が大きく違ってきてしまいます。

ホームページは誰のために作ったのか?
未来のお客さまに向けて作ったはずです。

決して、自己満足で終わらないようにしてくださいね。

 

 

[aside type=”normal”]育つホームページの作り方

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