探してもらえる対策をする|育つホームページの作り方-11

ホームページ作りのヒントをお伝えするシリーズ。
これまでお伝えしてきたことはコチラ。

[aside type=”normal”]育つホームページの作り方 目次

  1. まずは設計図を作る

  2. 誰に向けて発信するのか考える

  3. 文章を用意する

  4. 画像素材は妥協するな!

  5. 長期運営を考えてサービス会社を選ぶ

  6. 多すぎるメニューは混乱の元

  7. 見やすいページはメリハリが決め手

  8. トップページは役割を考えて作る

  9. 足して引いて集めて繋げる

  10. スマホユーザーを意識せよ

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ホームページの状態を把握して対策する

「10. スマホユーザーを意識せよ」までに外観的なホームページが完成しました。

生まれたてホヤホヤのホームページを、これから多くの人の目に触れるようにしなければいけません。

そのためにも、ユーザー(閲覧者)の反応とホームページの状態を把握しておく必要があります。

言い換えれば、ホームページの健康診断と言ってもいいかもしれません。

診断結果をもとに、データを分析して、修正やテコ入れをし、検証する

その繰り返しをして、ホームページが常に最高のパフォーマンスができるように、改善していく必要があります。

Googleアナリティクスを設定しよう

ユーザーの反応やホームページの状態を知るには、アクセス解析を利用するのが一般的です。

代表的なのものは、Googleアナリティクスです。

Googleの名前がついているのでわかるように、Googleが提供する無料のアクセス解析です。

Googleアナリティクスを使うと、ホームページのアクセス数はもちろんのこと、ホームページに訪れた人(ユーザー)の属性(年齢・性別・地域・興味&関心ほかや、ユーザーのホームページ内の行動などがわかります。

 

 

  • 自分の顧客ターゲット層と、実際にホームページに訪問しているユーザー層が合致しているか?
  • ホームページ内で、ユーザーが自分の意図した行動をとっているか?
  • ユーザーの関心を引くことができず、ホームページがすぐ閉じられていないか?
  • 自分が見てほしいページを、ユーザーがちゃんと見てくれているか?

などなど、データから考えられることはたくさんあります。

その結果をもとに、ホームページの改善点を見つけていくわけです。

ホームページが少しでも多くの人に検索されやすくするために、アクセス解析は無くてはならないものの1つ。

でも、Googleアナリティクスは少し見方が難しいので、私自身も適切な分析ができているかどうか?はわかりません。

より詳しく解析結果を知りたい場合は、専門家に定期的にGoogleアナリティクスを見てもらうといいかもしれませんね。

Search Console を設定しよう

また、Googleアナリティクスとセットで、Search Console(サーチコンソール)の設定をしておくことをおススメします。

サーチコンソールもまた、Googleが提供している無料サービスです。

サーチコンソールを使うと、例えば、ユーザーがどんなキーワードで検索してホームページに訪れたのかがわかります。

自分の意図した検索のされ方をしていればいいのですが、集客に直結しないようなキーワードで検索されている場合は、コンテンツ(各ページに書かれた内容)を見直す必要があります。

また、サーチコンソールは、ホームページの検索結果で順位が下げられてしまうような重大な問題が起きていれば、それを知らせてくれます。

不具合を修正し、ユーザーが快適にホームページを閲覧できるような状態に改善することで、検索されやすくなります。

そうすれば、より多くの人に自社サービスを知ってもらうことができますね。

実際に行った改善の例(ワードプレスの場合)

当教室のホームページにも、Googleアナリティクス と サーチコンソールを設定して、時々データをチェックしています。

最近、サーチコンソールの結果報告を受けて行ったのは「画像の最適化」です。

どういうことかというと、「画像のデータ容量が大きいせいで表示速度が遅くなっているページがある」という警告があったのです。

 

表示速度が遅いと、ページが閉じられてしまう確率(ページ離脱率)が高くなります。

これについては「育つホームページの作り方-08/ページの表示速度の問題にも書きましたので、リンク先を参照してみてください。

対処方法は、画像のデータ容量を小さくすること。

でも、ホームページ内に使われている画像の数は、2020年2月9日現在で約1000枚あるので、普通に考えれば全ての画像データを小さくするのは大変な作業です。

幸い、当教室のホームページはワードプレスで作っているので「プラグイン」を使って自動で一括処理することが出来ました。

プラグインというのは、ワードプレスを使い勝手良くしていくために機能を拡張するプログラムのことです。

いずれも無料で使うことが出来ますが。今回は有料プランを利用しました。

無料プランだと、一日に画像を小さくできる量が制限されているので、約1000枚を毎日少しずつ作業するのでは、終わるまでに何日もかかってしまいます。

一日も早くユーザーの利便性を改善するため、有料プランを選択しました。

 

このように、ワードプレスには「こんな機能があったらいいな」というプラグインが大抵、存在しています

その多くは編集画面が英文表記ですが、検索すれば、日本語で使い方を説明してくれているウェブサイトが必ず見つかるので、いつも助かっています!^^

 

見出しを再チェック

すべてのページを再び見直します。
今回は、見出しを中心に見てみましょう。

見出しの役割

見出しは、何についてどんな流れで掲載するか?を決める「各ページの設計図のようなもの」だと説明しましたね。

つまり、サーッと見出しだけを流し読みすれば「このページは何について書かれているか?」がわかるようになっているわけです。

また、見出しは「これから以下のことを説明します」と宣言するものでもあるので、ユーザーは見出しを見て、知りたい内容だけを選んで読むこともできます。

見出しでSEO対策

それと同時に、検索エンジンに対して「ページの内容を正しく伝える」という意味では、SEO対策にも効果的です。

SEO対策とは「検索エンジン最適化」のことで、ホームページが検索されて上位に表示されやすくするための対策のことを言います。

例えば見出しに、検索されるであろうキーワードを使うというのは、代表的なSEO対策の1つです。

魅力的な見出しで興味を引く

見出しは本文の内容を伝えると同時に、ユーザーの興味を引くものでなければいけません。

なぜならば、本文が読まれなければ意味がないからです。

見出しだけ流し読みをするユーザーにとっては、見出しが魅力的なものであれば「ん?コレは!」と関心を持ち、読んでもらえる確率が高くなります。

読まれやすい見出しの付け方に関しては、他のウェブページを参照してみてください!

 

まとめ

「育つホームページの作り方」シリーズとして、11項目にわたり細かく説明してきました。
いかがでしたでしょうか?

自分でホームページを作りたい!
と思っても途中で挫折してしまう方を、これまで数多く見てきました。

完成までたどり着けない理由は幾つかありますが、最大の問題点は「やる気が長続きしない」こと

  • 考えること・やることが多すぎて、面倒くさくなった
  • 何から手を付けて良いか考えているうちに時間ばかり経って、後でやろうと後回しにするうちに作る暇が無くなった
  • いざパソコンに向かうと、操作が難しくて分からなくてイヤになった

大体の方々が、このうちのいずれかに陥ってしまっているようでした。

でも、ホームページ作成は、やるべき作業を1つ1つ順番通りに進めていけば、必ず完成させることができます。

あれもこれもやらなきゃ!と同時に複数のことをやろうとするから、パニックになってヤル気が失せるのです。

作業全体の流れを把握して、1つ終えたら次にまた1つ…と段階を踏んで作業すれば、今どのあたりのことをやっているか進度がわかり、混乱したり不安になることは避けられます。

「育つホームページの作り方」シリーズが、1人でも多くの「自分でホームページを作りたい」方のお役に立てれば幸いです。

 

 

[aside type=”normal”]育つホームページの作り方

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