集客ツールがSNSだけでは不十分な理由
インスタグラム、ツイッター、フェイスブック・・・
今や、誰もが気軽に始められるSNS。
当教室のお客さまの大半は、集客のために何らかのSNSをやっています。
目次
初めてのウェブ集客ツール、SNS
ブログは「長文を書かなければいけない」と苦手意識がある人も多く、ホームページに至っては必要性を感じない人もいます。
しかし集客・周知のためには、ウェブ上で何らかの発信をしていかなければいけません。
そこで、比較的抵抗なく始められるSNSが、初めての集客ツールとして選ばれるのでしょう。
SNSだけでは限界がくる
集客・周知のために「とりあえずSNSから」でもいいのですが、この先もずっとSNSだけでいいのか?というと、そうではありません。
- ビジネスとして今の活動を長く続けていきたい
- 将来的にビジネスを広げて大きくしていきたい
というのであれば、ブログ・ホームページは必要不可欠です。
理由は、SNSとの「性質の違い」にあります。
SNSとブログ・ホームページの違い
インスタグラム・ツイッター・フェイスブックといったSNSは「フロー型メディア」と呼ばれます。
「フロー」とは「流れる」という意味。
その名の通り、情報は流れて行ってしまいます。
一方、ブログ・ホームページは「ストック型メディア」と呼ばれ、情報を蓄積していくことが得意です。
フロー型・ストック型の特徴
フロー型・ストック型とも、その特徴の違いから、それぞれにメリット・デメリットがあります。
フロー型メディア
インスタグラム、ツイッター、フェイスブック、LINEなど
- 「今起こっていること」「少し先に起こること」など、新鮮な情報の発信に向いている
- 投稿直後に多くの人の目に触れる可能性があり、情報が注目されると拡散されやすい
- 時間が経つと投稿が流れて行ってしまうので探しにくくなり、古い投稿をなかなか見てもらえない
ストック型メディア
ブログ、ホームページなど
- 情報を蓄積していけるので、古い情報でも探しやすい
- 情報が検索されると、有益な情報は長期間に渡り見てもらえる可能性がある
- 投稿の周知・拡散に時間がかかる
フロー型・ストック型、どちらを使えばいい?
上に挙げたのはほんの一例で、「どちらがいい」ということはありません。
理想は、それぞれのデメリットをメリットで補い合って、両方組み合わせて上手く使っていくことです。
つまり、投稿した情報がすぐに多くの人の目に触れる「フロー型メディア」で注目を集め、「ストック型メディア」にリンクで誘導して詳細な情報を読ませる、といった形を作れればよいのです。
ブログか?ホームページか?
ブログ・ホームページなどの「ストック型メディア」の必要性が分かったところで、今度は「ブログとホームページ、どちらがいい?」と思う方が出てくるかもしれません。
答えを先に言うと、理想は、やはり「両方やったほうがいい」のです。
理由は、同じストック型のブログとホームページでも、それぞれの役割が違うからです。
ブログの役割
- 役立つ情報を発信して読者からの「信頼」が得られるようにする
- 読者に自社サービスの良さを伝えて「自分に必要かもしれない」と気づいてもらう
- 読者を自社サービス(あるいは発信者自身)のファンにすることで、将来的には顧客になってもらえるよう育てる
ブログは本来、読者に「必要性への気づき」を与え「見込み客教育」をしていくための場であって、「売りますよ!買ってください!」と売り込みアピールをする場ではないのです。
ホームページの役割
- 自社サービスに興味を持った人に対して、必要な情報を集約しておき、探し出しやすくする
- 自社サービスの詳細を簡潔に伝え、「購入する」という最終アクションを起こしてもらえるよう背中を押す
ブログを読んで自社サービスの必要性に気づきファンになってくれた読者は、その時点で「見込み客」です。
見込み客に「購入する」という行動をしてもらう場が、ホームページというわけです。
SNS・ブログ・ホームページの役割分担
- SNSで、存在を知ってもらい(=きっかけ)
- ブログで、必要性に気づかせ、見込み客・ファンなってもらい(=教育)
- ホームページで、最終確認と購入行動を起こしてもらう(=販売)
というのが、本来の図式です。
「集客ツールがSNSだけでは不十分」ということが、おわかりいただけたでしょうか?
「どれもやるのは大変」と思ったら
「SNSも、ブログも、ホームページも、全部やらなければいけないのは大変!」と思うかもしれません。
SNSとブログは「頻繁に更新する」という点で似ているので、どちらか一方を頑張ると、どちらか一方が疎かになりがちです。
決して、毎日欠かさず両方に投稿しなければいけないわけではありません。(できればスゴいですが)
SNSとブログそれぞれの特徴と用途を考えて、発信したい内容に合ったツールを選べばいいのです。
そして、その先には必ず「ホームページ」という着地点を用意しておくことを忘れないでください。
ホームページの放置、厳禁!
ホームページは、ひとたび作ったらそれで安心してしまう方も多い集客ツールです。
うっかり情報が古いまま放置してしまっていたり、内容が変わらないからと言って手を加えないのはNGです。
この記事で書いてきたように、ホームページは集客の拠点、本丸です。
動き(更新)の無いホームページは、検索エンジンが回ってこなくなります。
そうなると、なかなか検索で見つけてもらいにくくなります。
とはいえ、SNSやブログのように頻繁に更新するネタも無い・・・どうすればいい???
あっちもこっちも両立できないなら・・・
そこでお勧めしたいのがワードプレスです。
ワードプレスでホームページを作り、ホームページ内にブログが持てるからです。
独自ドメイン(ウェブ上の固有の住所)下で、ホームページとブログが存在することになるので、ブログを書くことで、同時にホームページ内に手を入れていることにもなります。
また、「読者に役立つ記事をブログに投稿していけば、その有益な記事が検索され続け、多くの人の目に触れることになる」と先ほど書きました。
検索される人気記事は「財産」なのです。
その有益な記事を検索して訪問したことは、すなわちホームページにアクセスしてきたことにもなります。
「財産」を多く所有するブログと、そのブログを有するホームページは一心同体です。
アクセス数が多いホームページは「優良なコンテンツが多いウェブサイト」という認識をされ、検索結果にも良い影響が期待できます。
私がレンタルブログ(アメブロ)をやめて、ホームページ内のブログを更新していくことにした理由の1つは、その効果を期待してのことです。
(正直なところ、SNSもブログもホームページも・・・というのは面倒くさかった!笑)
ビジネスを長期的な視野でみるとワードプレス
古くからお付き合いしているお客さまや、ずっと交流のある知人・友人の中にも、ワードプレスでホームページを作り、アメブロをやめてホームページ内のブログに完全移行した方々が何人もいます。
この「古くからお付き合いしている」「ずっと交流のある」というところがポイントです。
皆さん既に何年も「一人起業」で頑張っている方々です。
私が当教室をスタートした時から、あるいは、それ以前からの人もいます。
長期的な視野に立って、自分のビジネスの継続と成長を考えての「決断」なのです。
とはいえ当教室もまだ、アメブロ卒業から数カ月しか経っていません。
「なぜ集客にはワードプレスがいいのか?」
それを今後の奮闘と結果を以て、このブログの読者の皆さんに体現していかなければいけませんね。
また報告していきます!
すぐにすぐ結果は出ませんが、どうか楽しみに待っていてください。