アウェイな文章を読ませるコツとは?

 

投稿の間が空いてしまいました。

週末はいつものように、ライティングゼミの課題に膿んでおりました。

 

私の課題がいつも不合格になるとき、決まって指摘されるキーワードがあります。

今日はそれについて解説してみようかと。

 

ホームとアウェイの違いに混乱して

自分のブログって、たいがい自分のことを何らかの形で知っている人が読みに来てくださっています。

だから、ある程度の説明を端折ってしまってもOK? みたいなところがあって。

けれども、自分のブログの外「アウェイの場」というのは、私のことを知らないどころか「あんた、誰?」って状況なわけですよね。

なので必然的に、知らない人にも文章に入り込んでもらうための「背景説明」が必要になってきます。

 

ダメ出しのキーワード

でもこの「説明」が曲者で。

私、毎回ダメ出しのときに指摘されるんですね、

「説明が冗長」って。

 

「冗長」・・・?

え? なんて読むの?
・・・ってところからつまづきました。笑

「じょうちょう」と読みます、へぇー。

どういうことかというと、
「ダラダラと説明が長いんじゃ!」

ってことらしいです。

 

 

「冗長」のムダな言い訳

でも、説明しないと読者は状況がわからないんじゃないか?
って、はじめは私、思っていました。

と言うより、むしろ
「この説明が無かったら、わからんだろ!?」って反発してたぐらい。笑

でも、目指すは、合格です。

プロのライターさんが「冗長」と言えば「冗長」なんです。

だから「冗長」って言われるたびに、「くっそー!」と思いながらも、とにかく、削って削って削りまくって、課題を書き上げていました。

その反面、
「これで読者は、理解できるんだろうか?」
と、不安にもなっていたんですけどね。

 

冗長ポイントがわかったきっかけ

でも、だんだんわかってきたんです。

その文章の論点が分かる程度
最小限の背景説明で良い
ってことを。

そのきっかけが、他の方の投稿を読みまくったことでした。

まず、受講生の課題が投稿されたら、全部に目を通します。

すると、「面白い!」ってグイグイ引き込まれて読んじゃう文章と、「あー、もう、読むのやめたい」って思う文章とがあるんですね。

その後、プロの添削が入って、コメントに「冗長」というキーワードが出て来るたびに、その答え合わせをするわけです。

そうしたら「面白い!」と「読むのやめたい」って思った文章が、プロの添削とだんだん一致してくるようになりました。(たまに、何でダメなの?と思うような面白い文章もあるんですが)

 

冗長の見分け方

「冗長か否か」の見分け方は、どこにポイントがあるか?

というと、
コレは自分なりの見分け方なんですが

「らせん」「右肩上がりか」の違いなんです。

冗長と指摘された文章は、
同じような説明や表現を重ねながら、グルグル上に上がっていく「らせん型説明」なんです。

でもそうでない文章は、
一度通り過ぎたら戻らないで「右肩上がり型説明」なんですよ。

・・・わかりますかね?汗

 

 

面白い文章の特徴

面白い文章を読んでいて感じるのは、

「1行目は、2行目を読ませるためにあり、
2行目は、3行目を読ませるためにある」

ということ。

そう、コレって、ライティングの基本中の基本です。

「で、どうなったの? 次、早く読みたい!」
とグイグイ引き込まれるような感覚を、読者に与えていかなければいけません。

「らせん型説明」だと、背景(状況)が詳しくわかるかもしれないけど、「ソレって今ホントに必要な説明?」って疑問が、読んでいて起こるんです。

「次!早く!読みたい!」の気持ちを満たしてもらえないんですよね。
言ってみれば、進みがノロい

でも、ワクワクしながら一気に右肩上がりで登っていけると、いつの間にか最後のオチまで読んでて、「あー、もう終わっちゃった!」って感覚になります。

 

楽しみに読みに来てもらうために

アウェイの場での投稿や、初めましての人に読ませる投稿って、ちゃんと「一話完結」になっていなければいけません。

当然、一話完結だから、どの投稿から読んでもスカッと面白い。

だから読者は
「この投稿、すっごく面白かった! この著者のほかの投稿も読みたい!」
となって、いくつもの投稿を読んでくれるわけです。

ライティングゼミの受講者の中にも、毎回すっごく面白い課題を書く方がいて、今までの課題すべて合格しています。

その人の課題が挙がってくるたび、即・読みます。笑
もうね、私、ファンです。

そうやって、誰かに「次、読みたい!」と思ってもらえるような文章、書けるようになりたいものです。

まずは、「脱・冗長」目指して、次の課題も頑張ります^^;;;;