ご無沙汰していたお客さまの相談依頼で嬉しかった話

 

コロナ禍が本格的になり始めていた今年の春の話です。

何年も前にジンドゥでホームページを作成代行させていただいたお客さまから、久しぶりにご連絡をいただきました。

「今、デザイナーさんにワードプレスでホームページを作っていただいているのですが、ご相談に乗っていただけますか?」

メールのやり取りでご事情をお伺いしたのち、これは直接お会いした方が良いだろうということになり、お客さまのお店まで出張相談に行くことにしました。

 

デザイナーさんにリニューアルを依頼

遡ること2年前(当時はまだ、当教室はワードプレスのサービス提供前でした)

ホームページの内容が古くなり、周囲からは「ワードプレスがいいよ」と勧めもあって、公的機関を通してウェブデザイナーさんを紹介していただき、ホームページのリニューアルをお願いすることになったそう。

 

それからいろいろあって完成まであと少しという時になって、いくつか疑問点が出てきたとのこと。

詳細は書けませんが、ザックリいうと「第三者の視点から見て、どうでしょうか?」というご相談でした。

 

引っ掛かりのポイント

拝見したところ、さすがはウェブデザインの専門家だけあって、とても素敵なホームページに仕上がっていました。

 

けれどもお客さまの中では、何かが引っ掛かっているご様子。

そこでいくつかヒアリングして、その引っ掛かっている点を解消するためのアドバイスをいくつかさせていただきました。

 

問題の肝となっていたのは、デザイナーさんとの意思疎通の点でした。

 

 

なぜうまく伝えられないのか

お客さまの側は、いわばウェブデザインの素人です。

お客さまが抱えていたモヤモヤを、デザイナーさんにうまく伝えるには多少の専門的な知識が必要です。

なかなかデザイナーさんにうまく伝えることができず、諦めかけていたご様子のお客さま。

ホームページが思ったような完成形になっていないような感覚もお持ちだったようで、わずかに不信感も生まれていたのではないかと思います。

 

デザイナーさんの想い

ここまで仕上げるには、デザイナーさんも手間暇かけて、心を込めて取り組んできたはずです。

作り手の想いも感じましたし、お客さまのモヤモヤも手に取るようにわかる。

私の目には、とても素敵なホームページに映りました。

 

 

橋渡し

そこで、お客さまには、こうお伝えしました。

「ホームページは、これからずっと目にしていくものなので、愛着の持てないホームページにしてはいけないと思います。だから、伝えるべきことはちゃんと伝えて、納得のいく形に仕上げてもらってください。そして、いつまでもホームページを愛してあげてください。手をかけて育てれば、必ず良いパートナーになってくれますから」

 

伝え方がわからない、うまく伝えられない、その点をクリアにするために、その後は何度かメールのやりとりを通して、お客さまとデザイナーさんの間に入る形でサポートさせていただきました。

その後、お客さまも根気よくデザイナーさんとのやりとりを続けて、やりとりが円滑に進められていったとのこと。

私は、ホームページの完成を楽しみに待つことにしました。

 

ついに完成のご報告が

あれから半年がたち、先日「ホームページが完成しました」と、お客さまからメールが届きました。

お客さまご自身も愛着の持てるホームページが完成し、ご利用下さる方々の評判も良いとのこと。

本当に良かったです!

私も心から嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

 

 

意思疎通の難しさ

このようなやりとりの行き違いは、実はよくあることです。

例えば、専門家は専門用語(難しい言葉)をつい使いがちです。

それは私自身にも経験があります。

たまにお客さまから「初めて聞く言葉で、言っている意味がよくわからない」とご指摘をうけることがあります。

日頃から気を付けていても、未だにそのような失敗をしてしまいます・・・。

 

またその逆もあって、お客さまが伝えようとしてくださる説明の意図するところが、なかなかわかりにくいことがあります。

専門用語で説明していただければ「あぁ」と、すぐわかることなのですが、お客さまは知らない言葉であり、初めて遭遇する事態なのですから当然です。

 

このように、何度か行き違いを経て、ようやく互いに理解するといったことがよくあります。

意思疎通というのは、本当に難しいものだな、と日々感じます。

 

 

末永いお付き合いは宝物

さて、今回の件では、わずかばかりにお力になれたことがとても嬉しく、また「ホームページが完成しました」と、ご丁寧なご連絡メールをいただいたことにも感動しました。

 

かつてご縁をいただいたお客さまに、こうして何年経っても覚えていていただき、困ったときにご相談していただけることを、心から有難いことだなと感じた出来事でした。

 

〇〇さま、新たに完成した素敵なホームページから多くのご縁が生まれますよう、心からお祈りしています!