小規模ビジネスもキャッシュレスと多言語化に対応せよ!?

 

ひょんなことから、先月より地元・蕨(わらび)商工会の取り組みに、オブザーバーとして参加させていただいています。

「外国人消費者の集客に向けた意見交換会」です。

 

2020年に向けた蕨商工会のインバウンド対応

来る2020年のオリンピック・パラリンピックイヤーを機に、日本ではインバウンド対応が急務となっていますね。

ちなみに、ここ埼玉県内では、オリンピック4競技(バスケットボール、サッカー、ゴルフ、射撃)と、パラリンピック1競技(射撃)が開催されるそうです。

来年以降もますます外国人旅行者は増えていくでしょうし、今後、国を挙げて外国人労働者の誘致も進めば、地方の小さなコミュニティといえども、外国出身の方々と日常生活上での交流は増えていくはずです。

当教室の地元・蕨(わらび)市と近隣には、たくさんの外国の方々が住んでいます。

埼玉県内の市区町村人口に占める在留外国人の割合が最も大きいのが、なんと蕨市だそうです。

現に市内の小中学校では、外国籍やルーツが外国の児童・生徒たちがたくさん学んでいるとのこと。

2020年のオリンピック・パラリンピックイヤーには、在・蕨市の親戚や友人知人を頼って、多くの外国人観光客が蕨市を訪れるかもしれません。

冒頭でご紹介した商工会の取り組みはそれに向けた対応の1つで、第一回目の意見交換会から「おもてなし蕨」という活動をスタートさせ、毎回さまざまな議題で話し合いがなされています。

外国人観光客、外国人労働者、外国出身の日本永住者の方々が、より日本で生活(消費を含め)がしやすくなるためにも、キャッシュレス化への急速な動きは、私たちにとって最も対応が迫られる身近な変化の1つなんだろうと実感しています。

 

ユーザーとしてのキャッシュレス化・歓迎論

キャッシュレス化は、決してインバウンド対応だけを目的としているわけではなく、実際に利用してみると、とても便利です。

私自身ずっと以前から、おサイフケータイ機能でモバイルSuicaを使っていて、支払いの際にはその便利さに助けられていました。

小銭がたまらなくていいこと、支払いがスムーズなこと、ネットで簡単にチャージができること、いちいちお金の出し入れをする煩わしさがなく、あらゆる面で時短であることは、せっかちな私には大変ありがたいのです。笑

それが今年、仕事用にLINEモバイルを契約して以来、LINE Payも使うようになり、ポイントが貯まるのが嬉しくて、買い物や外食ではLINE Payが使えるお店を選ぶようになりました。

主婦にとっては、ポイントがつくのはヒジョーに大事ですからね。笑

クレジットカード決済のモバイルSuicaと違って、LINE Payはインターネットでチャージしたその場で口座からお金が引き出されるので、残金がわかりやすいのも、浪費家の私にとっては大変ありがたい!^^;;;

 

個人事業主も取り入れるべき?

インバウンド対応は、あらゆるシステム面で長らく「鎖国化」していた日本人にとって、大慌てで向き合わなければいけないことのような気がします。

キャッシュレス化だけではなく「多言語化」ということもそう。

店舗を構えていないスモールビジネス・個人事業主(私自身も含め)にとっても「ウチは関係ない」と言えない状況まで来ているのではないでしょうか。

たとえば、各種教室・ネットショップ・サロンといった業種も、外国人の方々からのニーズはあるはずです。

日本的な習い事や商品以外にも、繊細な日本人の技術やデザイン、丁寧なおもてなしは、海外の方からも人気を得ているようです。

 

多言語化でビジネス展開

例えば、フラワーゼリー・ケーキポップス教室「A’S sweet」主宰 asamiさん のお教室には、海外から多くの生徒さんが学びに来るそうです。

数年前に当教室のレッスンを受けに来て下さったとき、ブログ内にすべて英語で書かれた記事があって驚いたのですが、その事情をうかがって納得したことがありました。

早くからインバウンド対応して、成功されている例ですね。

また、お財布ショルダー専門店「Lavender Sachet(ラベンダーサシェ)」イシロヨウコさん は、海外の方々向けに英語用インスタグラムのアカウントをも開設して情報発信したり、Etsyハンドメイドの販売・購入ができる海外サイトで商品を販売しています。

 

備えあれば!チャンスを逃さない「おもてなし」

現時点では「外国の方々を受け入れる予定はないわ」と思っていたとしても、訪日外国人の数は増え続けるわけですし、いずれ他人事ではなくなってくるでしょう。

そのためにも、いざその時になって焦るのではなく、今から何らかの対応をしておくことが必要ではないでしょうか。

「Airペイ」のテレビCMではないですが、「じゃ、いいですぅ~」と言われてチャンスを逃すのは悲しい・・・。^^;;;;

まずは多言語化への第一歩として、ホームページに英語表記を加えたり、インスタグラムのハッシュタグに英単語を入れたりなど、些細なことから「おもてなし」をスタートしてもいいのかもしれません。

今は、翻訳サイトや、無料の翻訳アプリ、ポケトークなどの多言語翻訳機もありますしね。

 

当教室もそのうち、地元の商店・個人事業主さまから、多言語対応のホームページ制作を依頼される日がくる・・・?!のかもしれません。

あぁ・・・、それこそ他人事じゃない!
対応を、考えておかなければいけませんね。^^;