あなたのホームページは、いつ誰が見るのですか?



ホームページの作り手として、ホームページ作成の指導者として、年始からとても勉強になった出来事がありました。

これから自力でホームページを作ろうとしている方に、ぜひ読んでいただきたいと思います。

 

きっかけは急病

正月休み明けのある日のことです。
上の子が寮に帰る当日の朝、「風邪を引いたかもしれない」と具合悪そうに起きてきました。

その日は午前中、皮膚科に行くことになっていたので、「ついでに風邪薬をもらってくれば?」と言ったのですが、担当科が違うから無理だと思ったのか、予定通り皮膚科診療だけ受けて帰宅。

居間に入るなり「もうダメだ…」と、ソファに倒れ込んでしまいました。

額に手を当ててみると明らかな高熱、測ってみたら38度を裕に超えています。
まさか、インフルエンザ???イヤな予感が頭をよぎりました。

寮に戻るにしても、インフルエンザかどうかを検査しなければ寮に帰すわけにはいきません。
17時の高速バスを予約していたので、単に風邪であれば、バスの時間までに解熱して寮に帰れればいいのですが・・・。

時計を見るとすでに12時を回り、どこの病院も午前中の診察時間は終わっています。

それでもなんとか診てもらえる病院は無いか?と近隣の内科をスマホで検索したところ、駅前の商業施設内にあるクリニックのホームページに「診察時間 9時~19時」とあったので、急いで車で病院に向かいました。

・・・が、現地に到着すると、クリニックが開いている気配がありません。

再びスマホでそのクリニックのホームページを隅々まで見て診察時間を確認したところ、なんと午後の診療は16時から。
開いていると思い込んでいた12時~16時は、特定の科の予約のみとなっていたのです。

「ごめんね、本当にごめん・・・」

高熱でうつろな目をしてベンチにグッタリ座る我が子を見て、私の見落としミスを大いに悔やみました。

 

出先の頼みの綱はスマホ検索

それでも諦めきれない私は、エリアを替えて再び検索を開始。
しかしどの病院も午後の診察は16時というところがほとんどで、早いところでも15時からの診察です。

それでは予約した高速バスに間に合わない・・・。

それならば1~2本遅い時間の高速バスに予約変更できないか?と調べたのですが、寮の門限までに到着できる時間帯のバスはどれも満席。

車で送っていきたくても、冬タイヤを履いていない我が愛車では、雪道の長距離走行は無理です。

時間は既に、13時20分を回っていました。
せめて14時から診察をしてくれるところがあれば、なんとかなるかもしれない・・・!

みたびスマホで病院を検索開始、更にエリアを広げて探しに探しました。

すると、隣の市に14時スタートの病院が見つかったのです!
そこから車で12~13分ほどの距離、わりと最近オープンした病院のよう。

足取りフラつく子どもを支えながら駐車場に戻り、目的地の病院に急いで車を走らせました。

 

欲しい情報を、欲しいときに、すぐ

到着したのは、午後の診察開始まであと20分というところ。
消灯した待合室には誰もおらずシーンとしていましたが、受付で事情を話して中で待たせていただきました。

ようやく診察を受けることが出来る!とホッとしました。
「それにしても、よくこの病院を見つけることができたな・・・」

待っている間にふと、この病院のホームページを改めて見てみたくなりました。

「新しくできた病院」なので、このご時世、ホームページにも力を入れるものかと思いきや、無駄な装飾は一切なく、デザインで言えば味気ないと思えなくもない。
各ページも、必要最低限の情報しか書かれていません。

けれどもそれがかえって、簡潔で見やすく、情報が探しやすいのです。
何より、各ページ間の動線がスムーズでした。

急を要していたときに、これはとても有り難いことでした。

ちなみに・・・診断結果は、インフルエンザ陰性。
解熱鎮痛剤と風邪薬を処方していただき、薬のおかげでなんとか解熱したので、その日のうちに無事、子どもは寮に戻ることが出来ました。

 

大事なのは、求めているものに応えること

自宅に戻って、今度はパソコンからホームページを見てみると、ワードプレスで作られていることがわかりました。

そしておそらく、ホームページ作成業者さんが作ったものではありません。
多分・・・ですが、素人さんが作ったホームページです。

あとで気づいたのですが、パソコンからもスマホからも同じく、ホームページ全体の文字サイズがとても大きいのです。これは、高齢者や見えづらい方など、あらゆる患者さんに配慮しているからなのでしょう。

私は、感動しました。

ターゲットとするお客さま(この場合は患者さんとその家族ですが)が、いつ・どんな時に・どんな状況で・どのような情報を必要としてホームページを見るのか?ということをよく考えた作りになっているのです。

ここに求められるのは、緊急性に応えるもので、簡潔に必要な情報を伝えること。
業種柄、デザインの力でアピールする必要は無いので、シンプルなデザインで良いわけです。

これぞ、「お客さまファースト」なホームページと言えるでしょう。

 

ホームページを作るときにやってみよう!

今年、ホームページを新たに作りたい・リニューアルしたい、という方へ。

自分で作ろうという場合でも、誰かに作ってもらおうという場合でも、作る前に必ずやっておくべきこととして、1つプラスして欲しいことがあります。

同業、あるいは近い業種の方のホームページを、まずはスマホで検索して、スマホから見てみてください。
今は、パソコンからよりもスマホから見る人の方が圧倒的に多いものです。

  • メニューボタンの操作性は良いですか?
  • ページ間は、移動しやすいですか?
  • 知りたい情報は、探しやすいですか?
  • 連絡先、所在地・アクセス方法、営業時間は、簡単に見つけられますか?
  • 簡潔で、読みやすいですか?
  • どんな印象を受けましたか?

などなど・・・、お客さまになったつもりで、あらゆるページを見てみましょう。

次に、パソコンからも見てみてください。
同じようにして、ホームページを診断してください。

スマホから見たときとパソコンから見たとき、それぞれの良い点を挙げて、取り入れたいと思うことを書きだします。

それと同時に、悪い点も挙げて書き留めておきましょう。
そのメモを、ホームページの仕上げの際に最終チェック項目として見返して、自分のホームページと照らし合わせてみてください。

 

今までと違った視点で他社のホームページを見てみると、いろいろな気づきがあるはずです。
自分のホームページを作るときに必ず役立ちますので、ぜひやってみてくださいね^^