長期運営を考えてサービス会社を選ぶ|育つホームページの作り方-05

ホームページ作りのヒントをお伝えするシリーズ。
これまでお伝えしてきたことはコチラ。

[aside type=”normal”]育つホームページの作り方 目次

  1. まずは設計図を作る

  2. 誰に向けて発信するのか考える

  3. 文章を用意する

  4. 画像素材は妥協するな!

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どのホームページサービスを利用する?

設計図と素材の準備が出来たら、ホームページ作りは残りあと半分!
いよいよ、組み立てていきます。

さて、どのホームページサービスを利用するかを決めなければいけません。

無料で始める場合

といったサービスを利用するのも手です。
いずれも「レスポンシブ対応」なので、スマホにも対応しています。

[aside type=”warning”]レスポンシブ対応であれば、1つのサイトを作ると、パソコン・タブレット・スマホなど画面サイズが異なる端末すべてに対応したサイトを表示することができます。[/aside]

どれを選べばいいか迷うところですが、ポイントとしては

  • 使い勝手の良さ
  • デザインテンプレートの好み
  • 作成ページ数制限があるか?無料プランだとOwndは10ページ、ジンドゥーは5ページまでの制限付き)
  • アップロードデータ容量制限はどれぐらいか?
  • ずっと有料で使えるか?(2年目以降は有料というところもあります)
  • 将来的に有料プランにする場合は、年間維持費はいくらか?(例:独自ドメインを当てはめたいなど)

といったことなどもチェックしておくと良いと思います。

有料で始める場合

有料で始める場合は、上に挙げたほかにもたくさんサービスがあります。
当教室で扱っているワードプレス(WordPress)も有料サービスです。

有料プランを利用するメリットは各会社によって異なりますが、例えば

  • デザインテンプレートが豊富
  • 作成ページ数の上限が増える
  • アップロードデータ容量制限が拡張される
  • 便利なサービスが使える(ネットショップ、転送メール、顧客管理、クーポンなど)
  • 利用するサービス会社の広告が入らない
  • 独自ドメインが使える

といったことなどです。

 

ホームページは出来れば独自ドメインで!

全部無料でホームページを運営することも可能ですが、出来れば独自ドメインを使うことを強くお勧めします。

無料のサービスを使っていたとしても、あとから独自ドメインを使いたい場合は、有料プランに切り替えれば可能です。

独自ドメインと無料ドメインの違い

独自ドメインは、ウェブ上の一戸建て(ウェブサイト)の住所のようなもの。

「〇〇〇.com」のように「〇〇〇」の部分を自分で自由に決めることが出来て、それは他のサイトと重複することはありません。そのため、付けたい名前が既に誰かに使われていることもあります。

無料ホームページサービスを利用する場合、「~amebaownd.com」「~jimdofree.com」のように、無料ドメインを使うことになります。

見てわかるように、これは、利用しているサービス会社所有のドメイン配下に割り当てられた住所です。つまり、集合住宅の一室を借りているようなイメージです。

独自ドメインを使うメリット

◆全部、自分の資産になる

自分のホームページ内の記事が、広く検索されてアクセス数を集めるようになると、それらは資産となります。

独自ドメインでホームページを運営していれば、その資産は自分固有のものと言えますが、無料ドメインを使っている場合は、大家さん(利用しているサービス会社)の資産でもあるのです。

◆引っ越してもトップページの住所が変わらない

もし先々、ホームページを他社サービスに引っ越す場合(例:ジンドゥーからWixに引っ越すなど)、今まで使用していた無料のドメインは使えなくなり、引っ越し先の会社の無料ドメインが新たに割り当てられることになります。

でも、独自ドメインを使っていれば、引っ越し先でもトップページのURLは変わらないので、「検索してもホームページにたどり着けない迷子」を減らすことができます。

ただし、トップページ以外のURLは引っ越すと変更される場合があるので、個別の記事を検索しに来ても表示されない事態が起こり、特にそれが人気の記事であった場合はアクセス数の損失は大きくなってしまいます

◆SEO対策的にも有利

引っ越し前のホームページに多くのアクセスを集めることが出来ていた場合、独自ドメインのウェブ上での評価は挙がっているので、引っ越し先でもその評価は引き継がれます

データが引っ越せないデメリットも…

このように、独自ドメインでのサイト運営はメリットが多いのですが、最初に挙げた、ジンドゥー・Wix・Ameba Owndなどのホームページ作成サービスを提供している会社から、他社に引っ越す場合は注意が必要です。

これまで書き綴ったブログ記事や写真など、データを引っ越すことができない場合がほとんどです。
中には、他社へのデータ引っ越しサービスがある会社もありますが少数です。

そもそも、データをバックアップする機能が無いからです。
なので、データも引っ越したい場合は、地道にコピペするしかありません。

もちろん、気に入っていたデザインテンプレートも、引っ越し先では使えません。

最初からワードプレスなら引っ越しが簡単

もし、初めからワードプレスでホームページを作った場合は、サーバー(ホームページのデータを保管しておく場所)を引っ越しても、ブログ記事・画像・デザインといったすべてのデータをマルッと簡単に引っ越すことができます。

トップページ以外の個別ページのURLも変更が無いので、「人気の記事を検索してもページが表示されない」ということがありません。

[aside type=”warning”]サーバーの引っ越しは、維持費の見直しや、表示速度を速くしたい、データ容量を増やしたい、たくさんのアクセスがあった時にも安定したパフォーマンスで対応したい、などという場合に行うことがあります。[/aside]

 

有料プランの料金比較

独自ドメインを使うメリットがわかったところで、気になるのは年間の維持費でしょう。

下にまとめました。(2020.1.20現在)

ジンドゥー Wix Ownd WordPress
有料プラン 11,580円 11,880円 9,600円 6,000円
独自ドメイン 1,650円 1,870円 1,408円 1,628円
合計 13,230円 13,750円 11,008円 7,628円

いずれも有料プランは広告なし、1年ごとの料金、税込で表示、独自ドメインは「.com」の更新時の価格

Owndの独自ドメインは、お名前ドットコム調べ

WordPressの有料プランはロリポップレンタルサーバースタンダードプラン、独自ドメインはムームードメインの価格

 

まとめ

ホームページは「完成したら終わり」ではありません。
そこからがスタート。

長期間ホームページを運営し、育てていくことを考えて、どの会社のサービスを利用するか?を慎重に決めていくことが大切です。

そして出来れば、最初から独自ドメインでホームページを運営していくことを強くお勧めします。

そのうえで、

  • 維持費を重視するのか?
  • 使い勝手の良さか?
  • デザイン性の高さか?
  • ブログをホームページで書いていくのか?
  • バックアップは必要か?

など、自分が譲れないことは何かを考えて、選んでみてください。

 

[aside type=”normal”]育つホームページの作り方

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