多すぎるメニューは混乱の元|育つホームページの作り方-06
ホームページ作りのヒントをお伝えするシリーズ。
これまでお伝えしてきたことはコチラ。
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目次
空っぽのページを用意する
いよいよホームページの組み立てです。
設計図・文章データ・画像データを使って、ページを構成していきます。
まずは、設計図を元にページを用意します。
この時点ではまだ、細かく作り込まなくてOK。
タイトルだけ入力して、内容は白紙の状態で大丈夫です。
階層構造でメニューを配置
必要なページ数が揃ったら、階層構造でメニューを配置していきましょう。
階層構造とは、第1階層の項目と、その下に置く第2階層、さらにその下の第3階層・・・というようなツリー形式です。
設計図の段階でこれができているはずなので、サクッとできるかと思います。
第1階層のメニューは多くても7つまで
さてここで改めて、第1階層に何のメニューを置くべきか、しっかり確認していきましょう。
理想は、4つ~7つ。
それ以上は多すぎです。
皆さんの配置した階層構造はどうですか?
多かったですか?少なかったですか?
では、なぜ4つ~7つにしなければいけないのか。
その根拠をご説明します。
マジカルナンバー7±2
「マジカルナンバー7±2」という言葉を聞いたことはありますか?(マジックナンバー7±2ともいう)
これは、心理学の世界で言われる、人が瞬間的に記憶できる短期記憶の限界の数。
つまり「7プラスマイナス2(5~9)」と言われています。
(参照:「マジカルナンバー」コトバンクより)
しかし「マーケティング」や「ホームページ(ウェブサイト)のメニューの数」となると、違う説があるようで、こちらの2つの記事を読んでみてください。
確かに、ホームページの閲覧者の側に立って考えると、第一階層にあまりにも数多くのメニューが置かれていると、どれをクリックしようか?迷って考えてしまいます。
パッと見て、情報を処理しきれないのでしょうね。
(年齢や個々の能力によっても違うかもしれませんが)
誰のためのホームページか?
ホームページを運営する側としては「伝えたいことがたくさんある!」という思いが強いと、どれを第一階層メニューに置くか絞り切れないかもしれません。
けれども、本来ホームページは、閲覧者にとって居心地がよく使い勝手がいいものでなければいけません。
ホームページを訪れた人がメニューの中から「どれを選べばいいのか?」と迷った挙句「多すぎてよくわからない」「考えるのが面倒くさい」「知りたい情報が探せない」という事態に陥るのは、最初のステップとして最も避けなければいけないことです。
伝えたい情報が多い場合はどうする?
管理者側としては「伝えたいことを漏れなくページに書いたので、できれば全部のページに目を通してもらいたい」と思うかもしれません。
- 読まれなかったことが原因で、トラブルになる事は避けたい。
- あとから質問が多く来てしまうと、業務に支障が出てしまいかねない。
- 見込み客が知りたいであろう情報に、すべて応えておきたい。
では、どうすればいいか?
「ページ動線」を整えることで解消できます。
これについては、後日お伝えする記事でご説明しますので、少しお待ちくださいね。
まとめ
ホームページ本来の役割を考えたとき、「誰の・何を・叶える」ためのものか?を意識する必要があります。
これを頭に置いてホームページを作ると訪問者へのアプローチの仕方がわかり、その結果、将来的に見込み客になるかどうか?が大きく違ってくるのです。
これまでの私自身の数々の経験や失敗から学んだことがあります。
- 必要としている人に
- 適切なタイミングで
- 適切な分量だけ
- 適切な情報を提供する
この見極めがとても大事です。
これは、ホームページ作りに於いてだけではなく、人と関わる上でも心がけるべきことだと思います。
なぜなら・・・
たとえ相手にとって役に立つ良い情報であっても、一度に多くのことを与えても残るものは少なく、どれも生かしきれず、かえって混乱させ、難しいことなんだと途方に暮れて、やる気を失わせてしまいかねないからです。
ホームページ作りに関しては、第一階層のメニュー数は意外に大事な役目を持っています。
何を置けばいいか?ぜひ設計図を元に、じっくり考えてみてください!
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