怠惰な生活と間違った知識が招いた脂肪肝との闘い

 

4連休2日目ですね。

一気に秋が進んで驚いています。

暑さ寒さも彼岸まで、ってことなんでしょうか。

 

さて今日は雑談にお付き合いください。

 

体質改善するに至ったきっかけ

インスタグラムのほうには数日前に書いたのですが、今、体質改善に取り組んでいます。

 

 

きっかけは、今年3月に受けた健康診断の結果でした。

実は昨年も同時期に受けて「脂肪肝 D判定」と診断され要観察。
それが今年は「脂肪肝 E判定 要再検査」となり、紹介状が添付されてきました。

 

 

脂肪肝の心当たり

確かにここ3~4年、明らかに太ってきていたので、ダイエットしなきゃなぁと思っていました。

でも、食事の量としては決して多くなく野菜中心で、普段アルコールも飲みません

しかし、仕事柄デスクワークが中心で運動不足でしたし、深夜までの仕事も続いていて常時寝不足、睡眠時間は平均4~5時間。

それが太ってきた原因なのかな? ぐらいに思っていたのです。

 

病院に行けなかった言い訳

E判定を受けたあとコロナ禍も本格化してきたのもあって、病院に行くのを先延ばしにしていたのですが、気づけばもう半年近く経っていました。

脂肪肝から癌化してしまうことだって有り得ます。
急に気になり始めました。

でも更年期の症状も進んでいて体調がすぐれない日もあり、「落ち着いたら病院に行こう」とは思っていました。

 

 

脂肪肝に原因を調べてみた

けれども常に、頭の中には脂肪肝のことがありました。

なんで、そんなに暴飲暴食していないのに脂肪肝になってしまったんだろう?
太ってきたことばかりが原因なんだろうか?

鬱々としている日々、ふとネット検索してみました。

 

すると、いろんな脂肪肝の原因があることがわかったのです。

 

◆アルコール性脂肪肝

◆非アルコール性脂肪肝

  • 食べ過ぎや運動不足による生活習慣病
  • 更年期の症状(50代以上の女性に多い)
  • 低栄養性脂肪肝(極端な食事制限やダイエットによるもの)

 

 

脂肪肝、私の場合

私の場合、非アルコール性脂肪肝のいずれのタイプにも当てはまります。

特に「低栄養性脂肪肝」を調べていて驚いたのは、栄養が足りていないという記述。

これは「質的栄養失調」とも呼ばれていて、3食ちゃんと採っていても必須栄養素が足りない場合「栄養失調」となって、それが太る原因にもなるそうです。

 

それまでの私は、というと、果物大好き、パンもほぼ毎日食べていて、野菜中心の生活、肉や魚はほとんどとらず、脂肪分や油っこいものは元々嫌いなので極力食べませんでした。

このすべてが太る理由であり、脂肪肝の原因であることを知って、ショックを受けました。

 

「糖質」だらけの食事

最大の原因は、過剰な糖質の摂取です。

パン・ご飯の糖質、果物に含まれる果糖は想像がつくとして、野菜には意外に糖質が多く含まれており、特に根菜類は糖質が多いそう。

上でも書いたように、普段は野菜中心に食べていて、特に大根・ごぼう・レンコンは大好き、煮物をよく作っていました。

そしてほぼ週1で行っていた回転寿司(夕飯を作るのが面倒で。笑)、ヘルシーなはずの寿司でも、結果的に普段よりご飯を多くとりすぎることになるわけで、さらに酢飯には多くの砂糖が使われています

糖質ゼロをうたっている甘いお菓子には人工甘味料が使われており、いくら砂糖ゼロでも「甘味」を感じると血糖値は上がるのだそう。

 

これでは、脂肪肝になるべくしてなったといわざるを得ません・・・。

 

 

糖質制限スタート

元々、長生き志向ではありませんでしたが(太く短く生きたいと思っていました)、せめて下の子どもが社会人になるまでは生きていたい。

そこで、ストイックな糖質制限を始めることにしました。

パン・ご飯は一切食べず、肉・魚・卵などのタンパク質をとり(今まではほとんど食べていませんでした)、野菜は極力少なめにし、炭水化物もとらず、甘いお菓子や飲料・麦茶(糖質が多め)・コーヒー(同)もやめました。

体組成計連動アプリを使って、逐一食べたものを記録し、足りない栄養素はサプリで補いました。

脂っこいものがあまり好きではない分、MCTオイルを多く摂取(飲み物に入れたり)したり、オメガ3のサプリをとることで補いました。

今まではお茶ばかり飲んでいたのを、水を多くとるようにしました。

適度な室内運動を動画を見ながら取り入れ、椅子はバランスボールに替えました。

睡眠時間は、今まで4~5時間だったのを、6~7時間は確保できるように生活ペースを変えました。(それでも子どもの登校時間によっては少なくなってしまうこともありますが)

 

 

糖分は麻薬

そんな糖質制限を始めてから「糖分は麻薬」を実感することとなりました。

甘いものが食べたくて食べたくて仕方ないのです。
気が狂うんじゃないかと思うほど、頭の中には常に甘いものが思い浮かんでいました。

それはお菓子類に限ったことではありません。
煮物、お寿司、甘辛炒め、照り焼き、ケチャップやソース・・・といったものまで。

 

糖質との厳しい戦い

でも、徹底しなければ脂肪肝という爆弾を抱えたままです。

家族の料理を作るのも、味見は舌に乗せて確認するだけで、噛まず飲み込まず吐き出しました

自分の分は別に調理し、自分が食べるものは成分表示を細かくチェックして買うようにしました。

そうなると食べられるものが極端に減っていき、毎日代わり映えしないようなものばかりで飽きてしまい、食べるのすらつらくなっていきました。(もともとあまり料理は好きじゃないので工夫できない)

自由に何でも好きなものを食べることができたのは、とっても幸せなことだったんだなと痛感しました。

それもこれも、私の不摂生が招いた結果、罰を受けているのです。

 

 

正しい知識を持って節度ある生活をする

ここまで読んでくださった方に勘違いしてほしくないのは、野菜やお菓子やコーヒーが悪い、ということでは決してありません

栄養バランスを考えず勝手な思い込みで正しくない食制限をし、生活習慣が乱れ(睡眠不足・運動不足)、そのままグダグダと何年も怠惰な生活を続けてきた、そんな甘えた自分が悪い、ということです。

何でも節度を守って、食べ、運動し、生活すれば、こんなことにはならなかったのに。

 

糖質制限の今

さて、現在の体調ですが、いまだに糖分枯渇の禁断症状と、更年期の症状は若干あるものの、人生最高体重を記録した8月から比べて、今日でちょうどマイナス5キロとなりました。

目標までは、まだまだ遠い。
ちょうど折り返しといったところでしょうか。

 

 

正直、かつてこんなにツラいダイエットをしたことはありません
すべては、罰を受けているのだと、ひたすら我慢の日々です。

だから、安易にこのダイエット方法を勧めたくはないのです。

 

どうか皆さん、日々を大切に生活してください。
そして、自分の体をいたわって、体の変化に敏感になり、こまめにメンテナンスしてあげてください。

私みたいな、バカなことにならないように・・・。

 

脂肪肝が改善されたら、少しずつストイックな糖質制限を「ゆるっとした糖質制限」に変えていこうと思います。

やっぱり、食べることは大好きですから。