みんな頑張っているから、頑張れない。

 

SNSを見ていて、気づいたことがあった。

批判を承知で、書いてみたいと思う。

 

朝活をする人々

この外出自粛期間に頑張っている人たちの投稿が、SNSに次々に挙がってくる。

私が最近一番よく見ているのは Twitter だ。

「今日も、朝4時に起きられました」

という書き出しから始まって、何と、何と、何と、何をやった、という報告があり、最後に、朝活の良さを実感して終わるパターン。

私は、やりきれなさと共にノロノロと起き上がり、おもむろに服に着替えて階下に向かう。

 

「敗者」の朝

ここんとこ生活ペースが乱れている私は、夜2時に寝て、朝7時過ぎに起きている。

目覚めてからしばらくは布団の上でウダウダとSNSを追うのだが、朝活をしている人たちにとっての朝7時は、すでに作業の終了時間だったりするのだ。

だから私は、起きてすぐその「朝活の報告」を目にすることになる。
毎朝「敗者」の気分で生活が始まるのだ。

 

 

他人の頑張る姿は「毒」でしかない

正直に言おう。

最近、他人が頑張っている姿を見るのが辛くなってきた。

いつもなら「私も負けたくない! やらなきゃ!」と思えていた。
励みになっていた。
前進力の源だったかもしれない。

けれども外出自粛期間が長くなると、その前向きな精神状態をずっと保つことが難しくなってきたと感じる。

「なんだよ、そんなの書かなくたっていいじゃん・・・」
そんなふうに、朝活する人たちの投稿を恨めしく思って見ているのに気づいた。

マジか・・・。
私、すごい荒んでない?

そんな自分を認めるのもイヤになって、ますます落ち込むのだ。

 

 

自分だってやっているのに

だからといって、何もやっていないわけではない。

でも、その詳細は、今、ここには書かない。

きっと、これを読んでいる方も、何もしていないわけないと思う。

仕事のことだけじゃない。
私生活においても、普段ならやっていなかったことに、なにがしか取り組んでいるのではないかと思う。

なのに、なぜ「頑張っている人たち」を素直に受け入れることができないんだろう。

なぜ、焦ってしまうのだろう。

・・・それなら、SNSなんか見なきゃいいのに。

 

言われたくないことを言われてイヤになる心理

私は普段、仕事用のブログでは、自分の気持ちの「負」の部分は書かないようにしている。

読んだ人がマイナス方向に引きずられてしまわないように、自分にルールを課してきた。

「頑張ろうよ、こうしたほうがいいかもしれないよ、前に進もうよ」
そんなポジティブなことを、自分自身へのエールも込めて書いていきたいと、そう思っていた。

けれども、もしかしたら、
それは今、この特殊な状況下では、求められている発信ではないんじゃないか?

「あぁ、そうだよ、あんたの言うことは正論だ。
頑張っているんだね、エライエライ!」

そんなふうに、著者と読者の心理が反発しあってしまうことも、あるかもしれない。

現に、私自身が朝活の人々に対して、そう思ってしまっているんだから。

それって、
「宿題やったの?」
と、つい、うるさく子どもに言ってしまうことの「結果」に似てはいないか?

言われたくないことを言われた心理。
それが正しければなおさら、ダメな自分がクローズアップされてしまう。

 

 

自分を励ますための書き込み

でも、「朝活報告」を書きこむ心理も、十分、理解している。

SNS上で「朝活報告」することをルーティーンにすれば、自分の生活ペースを守ることができるし、「やったことリスト」で可視化することで、くじけそうな自分を励ますこともできる。

少しでも前に進んでいるのだと思えれば、停滞した周囲の状況を見なくて済むし、不安を払拭できる。

自分の弱さを知っているからこそ、懸命に自分を支えようとしているのだと思う。

誰もそのSNSの書き込みに反応してくれなかったとしても、「朝活報告」することには大きな意味があるのだ。

 

長すぎ!メンタルやられる!

それにしても、あまりにも長すぎる・・・。

1カ月も強いられる「自粛生活」は、おそらく5月6日では終わらないでしょう?

すでに2カ月間ずっと家で過ごしている欧米では、この先さらに1カ月の延長をと言われている。

ねぇ、いつまで続くの?
ホント、イヤになる。

1度もメンタルやられない人なんて、いる???

 

女性のガス抜きには、やっぱり・・・

先日、遠出した際に、家族以外と久しぶりに話す機会があった。

もちろん仕事の話が中心だったのだけど、話している最中、なんだか気持ちが軽くなってきたのを感じた。

「やっぱり女性にとってお喋りは、ストレス発散になるのかもしれない」

前日、友人から「Zoomでお茶会しない?」と声をかけてもらっていたこともあって、「やる、絶対やる!」という気持ちが、そのときハッキリ固まった。

 

「今、どうしてる?」

昨日、仕事のブログの方で、Zoom茶会の告知を書いた。

ダメな自分も受け入れたし、
「私はそんなに強くありませんでした」
ってここにも書いちゃったし、今なら何でも話せると思う。

 

いつもの仕事ブログ調で「えらそうなこと」は言えないので、どーぞ、ご安心を。笑

「ちょっとだけ、家族以外の誰かと何でもない話したいかも」

そう思ったら、ぜひ、お話ししましょう。^^